妖精
わたしたちの お店には、小さな女の子・・妖精と呼ばれている子がいる。
彼女(妖精)は、 毎朝 夜も明けぬうちに 自転車で現れる。
小さいけれど、タフで 自転車で どこにでも 旅にでる。
その妖精の作りだすパンは、丁寧で かわいくて 美味しい!
女の子ごころを 、あるいは 子供ごころをも くすぐるパンなのだ。
ある日 こんなことがあった。
しんしん と珍しく、東京にも雪が降った夜。
夜も明けぬうち 自転車でくる妖精が 気になり、
「明日 遅れても構わない、妖精が現れるまで わたしが代わりをします」と
メールしよう・・・と思った。
実際は しなかった。
翌朝、窓をあけると 雪は 少しの予想があたり、積ってはいなかった。
しかし 凍結していたであろう・・・。
実際は、同じ家に住む人に 車で送ってもらい 事なきを得ていた。
では、車も出せぬほど 雪が積っていたら どうしたんだろう?
妖精に尋ねると、「歩いてくるつもりでした」と 笑って言った。
素晴らしい!
私は遅れても構わない と 思った自分がゆるくて恥ずかしかった。
働くということ。
時間どうり 毎朝出勤する ということ。
こんなふうに まじめに生きてる 妖精を 見直し、信じ、
そして 幸せになってほしいと 思った。
その まじめさ ていねいさ を持つ妖精の新作!
ダークチェリーのパイ
今日 初めて お店に並べてたが、1時間もしないうちに なくなってしまった。
さすが、妖精!!!
くすぐって いる。