冬の朝に
近所の子供たちの通学時間に私も出勤しパンを並べる。
小学一年生のはるちゃんという男の子と、しばしばあいさつを交わす。
というより、見つけては ラッキーとばかりにちょっかいを出したくてわざと、
「おはよう~はるちゃん」 と声をかける。
そしてこの日も、はるちゃんに遭遇。
はるちゃんが調度来るのがわかったので、歩く速度をゆるめ、調度よく出逢うようにした。
「はるちゃん、おはよう~」
「お兄ちゃん後から?」
はるちゃんは 「後から来る」
ゆっくりにっこり、どこか余計なことは言わない寡黙さも漂わせている。
しかも目線も合った様な合わない様なだ。(笑)
「仕事。 がばれよ!」
・・・・・・・・・・・・・・・はるちゃんが言った。(笑)そう はるちゃんが。
たしかに今、「仕事。 がんばれよ!」 って。にこにこして目線合わさず!
(笑)(笑)(笑)
わたしは、笑った!
久々に!
年の始め、丁寧に過ごそうと、どこか緊張していた。
何かがはじけるように映った、映像の様だった。
神様の言葉のようにさへ 感じた。
高さや深さも必要。
でも、そんな目線ではない もっと越えた意識の広がりの必要さ。
さあ、また一年が始まっている。
はるちゃんみたいな 小さな子にも助けてもらいながら、今年も過ごしていこう。
一月の終わり、冬の朝に 感じたこと でした。